歌声合成ソフト比較!初心者が選ぶべきボーカロイドは!?
- ナナオカムイ
- 2021年1月16日
- 読了時間: 5分
更新日:2021年1月18日

おはようございます!
世界中がコロナ渦で、どこもかしこもコロナの話題でいっぱいですね・・・
2回目の緊急事態宣言で、またも飲食店が大ダメージを受けそうで、
日本の経済がとても心配です。
さて、11回目のブログ更新です。
前回、耳コピんの練習方法について書きました。
という事は、必然的にボカロが必要になってしまいますね。
そんな訳で、今回はボーカロイドについて軽く書きたいと思います。
ボーカロイドといっても、現在では様々な種類があります。
どれを買うのかは、かなり好みに左右されてくると思いますが、
初心者がまず買うべきボカロについて、掘り下げてみたいと思います。
・元祖VOCALOID
初音ミクを筆頭に、ボーカロイドを広めたのがVOCALOIDですが、現在ではVOCALOID5が最新ヴァージョンとなっています。少し残念なはなしになりますが、5になって、4までに培われてきたもの(歌声などの調声)が全て失われてしまった事があげられます。
より簡単に、人間らしく歌わせる事が可能となったみたいですが、技術介入がなくなってしまった事で、あまり売れていないイメージがありますね。
価格も、
・スタンダード:27500円
・プレミアム :44000円
と、初心者には手を出しにくい価格になってしまいました。
価格の違いは、同梱されているボイスバンク(キャラクター)の数の違いの様です。
ただ、VOCALOID4は今でも購入可能なので、
・初音ミク V4X:16276円(Amazon)
5に比べ、かなり安く手に入れる事ができますね。
piapro studioというものが付属していますので、こちらを買えばすぐに歌わせる事ができます。
piapro studioは、ボカロ専用の、ピアノロール式のエディッターです。
その後、色々なボイスバンクも購入可能ですので、まずはこちらを買うのも良いかもしれませんね。
体験版もありますので、まずは試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、VOCALOID4のボイスバンクをVOCALOID5で使う事は可能です。
・Synthesizer V
2020年12月に発売されたばかりの、AIによる歌声合成ソフトです。
こちらはなんと、ベーシック版が完全無料で使う事ができるので、ある程度の機能制限がありますが、
初心者には手が出しやすいですね。
実際の中身ですが、どちらかというとVOCALOID5に近い感じがしています。
簡単な設定で、あとはAIが人間らしい歌声を合成してくれる、といった感じでしょうか。
無料版では、DAWとの連携ができない(VSTが付属しない)ので、専用のエディッターを別で操作する必要があるようです。
価格は以下となります。
・ベーシック版 :無料(機能制限あり)
・プロ版 :12800円(歌声データーベースは別途購入が必要で無料版があり)
・プロ スターターパック版:18000円(歌声データーベースを2種類から選択が可能)
価格は初音ミクV4Xより少し高いぐらいですね。
ただ、やはり無料版があるのが、使ってみてから考えられるのがいいと思います。
前回記事に書いた、耳コピの練習程度であれば、無料版で十分事足りますね。
筆者もまだ使った事が無いので、一度使ってみてまた詳しく記事を書きたいと思います。
・NEUTRINO AIきりたん
個人が作られたという、完全に無料で使う事ができるフリーのソフトウェアです。
専用のエディッターがないので、『MuseScore』という楽譜作成ソフト(無料)で、楽譜を入力して
『musicxmlファイル』という特別な、音楽データーファイルを使って歌わせる様です。
歌詞も『MuseScore』で入力したものが反映される様です。
『musicxmlファイル』さえ作れれば、他のソフトでも対応できそうですね。
と、歌わせるまでの操作が複雑なのが、初心者にとっては難点であります。
具体的には、『musicxmlファイル』生成→NEUTRINO起動→WAVEファイル生成→視聴
ちなみに『MuseScore』は、音がでない単なる楽譜作成ソフトです。
と、上記2種のボーカロイドと違って、音(声)を聴きながらの編集ができないので、
耳コピの練習には少し不向きに思われます。
後日、使ってみた感想を記事にしたいと思います。
・cevio ai
筆者がベータテスト時に無償で使っていたボーカロイドです。
歌声だけではなく、会話もできるというのが特徴ですね。
当初は、すごい人間らしい歌声にびっくりした記憶がありますが、現在では色んなボーカロイドが出てきて、
差がなくなってしまっている感じがします。
価格は、スターターパックの
・CeVIO さとうささら ソング&トーク スターター:11000円
と、価格では一番安いですね。
調声等も、それほど複雑ではないので、初心者には扱いやすいかもしれませんが、
歌声データーベースが少ないので、選択肢が限られます。
ただ、2021年の1月に、VOCALOIDで人気のある、『結月ゆかり 麗』が、歌声データーベースとして発売されるという事で、期待されている様です。
エディターの操作もピアノロールで、他の3種とほとんど変わらないと思います。
価格で選ぶか、歌声で選ぶかを検討する事になると思います。
・まとめ
様々な歌声合成ソフトがあり、簡単に説明してきました。
今後、細かい解説は別途記事にしていこうと思いますが、どれを選ぶかは結局のところ、
歌声のキャラクターの好みによるところが大きい気がします。
今後、歌声合成ソフトをどのように使っていくかによってもまた、選択が違ってくるかもしれませんね。
・初期導入の時点での価格にはほとんど差はないが、VOCALOID5は別格に値段が高い
・操作性も基本はピアノロールで楽譜が読めなくても打ち込みが可能。
・ボイスバンク(歌声データーベース)の種類はダントツにVOCALOIDが多い
・DAWとの連携ができるのは、VOCALOID5とSynthesizer Vプロだけ
まとめるとこんな感じでしょうか。
これから歌声合成ソフトを購入される方に、少しでも参考になればよいなと思います。
という訳で、今回はこの辺で!
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