さぁ!作曲だ!その前に知っておくべき事(キーとコードを知ろう)
- ナナオカムイ
- 2020年12月29日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年1月18日
こんばんは。
第7回目の記事となります。
前回までの記事である程度必要なものの把握は、できたんじゃないでしょうか?
今あるパソコンでとりあえずDAWの体験版をインストールできたら、
さぁ!作曲だ・・・。とはならないですよねW
『いったい何をどうしたらいいかわからない』って方もいるかもしれませんね。
DAWの使い方については、また別の記事にしますが、今回はまず、作曲するために
最低限知っておかないといけない事について書きたいと思います。
まず、DTMは作曲の事をいいますが、作曲の定義はあいまいで、
1曲作ることをい指す場合と、メロディーを作る事を指す場合があります。
編曲と言う言葉あるので、このブログでは、作曲と編曲(アレンジ)は別物と考えて書いていきます。
『作曲とはメロディーを作る事』になるわけですが、音符を適当に並べてみても曲にはなりません。
作曲の進め方は、色々あるのですが、どういう方法で作曲するにせよ、
曲を作るためには最低限の決まり事があるので、まずそれらを知っておく必要があります。
まず最初に、楽曲は3つの要素で構成されています。
・旋律(メロディー)
・和音(コード)
・リズム
この3つの要素が、重なり合って1曲を構成しているのですが、この曲全体は『キー』という
柱を中心に作られています。
ですので、作曲の第一歩としてこの『キー』をまず決める必要があります。
キーとは何かということですが、まずはピアノの鍵盤を想像してください。

上記画像で『ド』の位置が確認できると思います。
これは、『Cメジャー』あるいは『ハ長調』と呼ばれる『キー』においての音の順番になります。
どの鍵盤を『ド』にするかによってキーが決まります。
例えば、上の画像の『レ』の位置から『ド』をはじめると
『レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#』
これが『Dメジャーキー』の音階になります。
キーによって『使える音符が違う』という事がわかると思います。
作曲する場合はまず、『キー』を先に決めるとスムーズなのです。
ド#とか黒鍵盤が出てくると、『うわ!』ってなりませんか?
『白鍵盤だけで作る方が楽そう』って思われるかもしれませんが、そういう訳にもいかないのです。
どこを『ド』にするかによって、音の響きもガラッと変わってきます。
毎回『C』のキーで作曲してしまうと、いつも響きが似たり寄ったりになって、できあがる曲が単調にもなります。
ですので、黒鍵盤の音にも慣れていくしかありませんね。
では、他にどんな『キー』があるのかは、また別途『キー別の使える音一覧』を用意しますので
そちらをブックマークしてご利用下さい!
『さあ、キーを決めたしさっそくメロディーを!』は、まだ早い!w
次に覚える必要があるのは、『コード』(和音)です。
コードは、その曲においての『道しるべ』ともなるものなんです。
メロディーを並べた時、右肩上がりになったり、下がったりしますが、
どのタイミングで上げたり下げたりするのかの、ひとつの基準になってくれるのが『コード』です。
コードは和音と言って、3つ以上の音が重なり合って構成される音の事です。
上の鍵盤を見て下さい。ドの和音が、『ド・ミ・ソ』の3つの音で構成される『Cのコード』となります。
こういったコードを、小節毎に配置する事で、『コード進行』を作る事ができます。
このコード進行こそが、その楽曲においての道しるべとなってくれるんですね。
好きなアーティスト等の好きな楽曲のコード進行なんかは、ネットで調べるといくらでもみつかります。
ですので、コード進行をまず作るのではなく、好きな楽曲のコード進行を使って、
メロディーを作ってみるのがおすすめです。
『キー』を決めるという事は、使える音が決められているので、もちろんコードを構成する
構成音で使える音が決まってきます。
『Cメジャーキー』においての使える基本的なコードは以下です。
C Dm Em F G Am Bdim
1 2 3 4 5 6 7
の7つになります。
この基本コードをダイアトニックコードとも呼ばれますが、まだそんな難しい事は片隅にでも置いておいて下さい。
各キーにおいての基本コードについては、また後日一覧にしますので、ブックマークして作曲にご活用ください!
という訳で、今回は『キー』と『コード』の関係性について書きました。
ここまでくればようやく、メロディーを作る準備ができた事になります。
何度も言いますが、いきなりコード進行を作るのは難しいですので、
まずは、好きな楽曲のコード進行を使って、メロディーを作ってみてください。
ではでは、今日はこの辺で!
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